WindowsVista Ultimateアップグレード版
WindowsVistaを買うなら、絶対アップグレード版よりDSP(OEM版)ですな。
ただなんとなく、アップグレード版の方がより正規版的な気がして、アップグレード版を買ってしまったのですが、これ大失敗。
ちゃんとしらべてからヤレって話なのですが、2000->XPのときみたいに古いバージョンのCDを確認させるだけかと思ったら、ちゃんとアップグレード前のバージョンがマシンにインストールされていないとインストールできない。
つまり、まっさらなマシンにアップグレード版でVistaをインストールしようと思ったら、XPをインストールしてさらにVistaをインストールしなくちゃダメってこと。
私だけかも知れないけど、初めて使うようなOSって何度も再インストールとかするので、これが大変。
値段もDSP版の方が安いので、これから買う人はぜひDSP版をどうぞ。
もし、アップグレード版を買って素直にアップグレードしたなら、以下の方法でごっそりバックアップをとっておくのがよいと思います。
「すべてのプログラム」->「アクセサリ」->「システムツール」->「バックアップの状態と構成」
「Complete PC バックアップ」というメニューをクリックして、バックアップを実行。
適当なHDDをUSBでつないで、そこにバックアップするのがよいかと。
DVDだと何枚にもなってしまいそうです。
まだ、リカバリを試してないので本当に大丈夫かは未検証ですが、XPのASRみたいなものらしいです。
きっと、再インストールするときはインストール直後のバックアップをリカバリすればよいと思います。
以下、いかにアップグレード版が面倒だったかという話。
32bit版の場合は、稼働中のXP上からVistaのインストーラを走らせてインストールします。
インストールDVDから起動してインストールしようとすると、プロダクトキーを入力するときにエラーが出て先に進めません。
プロダクトキーなしでもインストール自体は先に進むので、インストール完了後にプロダクトキーを入れてみたところ、アップグレード版のプロダクトキーなので、ダメみたいなメッセージが表示されます。
試してないけど、おそらくそのままだとアクティベートできなくて、しばらく後に使えなくなる模様。
WEB上に、インチキ的な方法で古いメディアがなくても、プロダクトキーなしでVistaをインストールして、そこにもう一度アップグレードインストールをかけることができるという記事を見つけました。
でも、XPのライセンスを持っているなら結局2度手間なので、意味なし。
面倒はこの後も続きます。
Vistaついでにマシンもパワーアップして、Phenom9600にメモリ4GByteにしてみたので、いっそ64bit版入れてみることにしました。
Ultimateは(たぶんほかのエディションも一緒だと思いますが)パッケージに64bit版のメディアも同梱されていたのです。
さて、64bit版のインストーラは32bitのXP上では実行できません。
64bit版のDVDからインストーラを起動します。
なんとなく、そのままインストールできちゃいそうな雰囲気だったのですが、インストール先のHDDを指定する直前で接続されているHDDすべてをスキャンしに行くようです。
このとき、どれかのHDDにアップグレード対象のWindowsが入っていないと、インストールが先に進めないという仕掛けになってました。
結局、どうやってもこうやってもまっさらなマシンにアップグレード版でインストールするには二度手間になります。
間抜けな私はここまでやってから、Complete PC バックアップに気づいたのでした・・・(T_T)