NFSマウント
- エクスポート
/etc/exportsファイルに以下のエントリを追加
/home/share 192.168.0.101(rw) 192.168.0.102(rw)
アクセスを許可するホストはsubnetmaskを使ってネットワーク単位でも指定可。
※ アクセス制限はF/Wで設定するので/etc/hosts.allow、/etc/hosts.denyは変更なし
- マウント
mount hoge.foo.com:/home/share /mnt/share
出典:Linux NFS-HOWTO
※ 素敵なNFSマニュアル
Windows Vista 64bitに最適な仮想化ソフトはどれか?
紆余曲折あって手元の環境がWindows Vista Ultimate 64bitになったので、仮想化を試してみることにした。
仮想化環境を構築する目的はと優先順位(降順)は以下のとおり。
- ホストOS:Windows Vista 64bit Ultimateで安定稼動すること。
- ゲストでLinuxが動くこと。まずはCentOS 5、ダメでも4は絶対。
- ゲストでWindows XP 32bit版が動くこと。(Vistaで動かないソフトがあったときの互換用)
- CPUがPhenomでAMD-Vが搭載されているから、これを活用したい。(パフォーマンスとか比べてみたい。)
参考ページ:
無料のVista対応「仮想マシン」ソフト
笠原一輝のユビキタス情報局 Windows Vistaで使える仮想化ソフトを試す
Microsoft Virtual PC 2007でLinuxがサポートされていない理由の検証
参考ページを踏まえて、ひとまず以下3つを試してみることにした。
Virtual PC 2007は、AMD-Vにも対応しているし、何よりMicrosoftの製品だからホストOSがVista 64bitを考えるときっと安定して動くだろうと思える。
でも、大問題はゲストOSとしてLinuxをサポートしていないこと。
参考ページであげた「ダメですよ」というのもわかってはいたけど、試してみた。
当然のことながら、Virtual PC 2007自体はスムーズにインストールできた。
ゲストOSとしてCentOS5のインストールをしようとしたらインストーラの起動途中で止まってしまう状態。
→あきらめる。
VMWareServerは比較記事を見ると、VMWareServerはAMD-Vには対応していないらしい。
しかし、客先でも試験環境を量産するのに使わせてもらっているので、使い慣れている。
デファクトスタンダード的な製品だし、うまくいけばこれをスタンダードにしてもいいかも。
と思ったら、最初の条件が満たせない・・・というかそもそもホストOSとしてVista 64bitサポートしてない!?
知らずに試してみたら、なんとなくインストールできたように見えたものの、ドライバーが有効にならないとか言うエラーが出てVMWareのサービスが立ち上がらない。
のらねこ雑記帳 VMware Server on Vista 64-bit
こちらの記事と同じ状態になってしまった。
確かにマニュアル(VMware Server Administration Guide)(PDF)の「Windows ホストOS の要件」にはVistaはのってない・・・というかXPとかもサポートしてなかったのね。(客先だと動いているけど)
Vista 64bitは署名されたドライバーしか受け付けない仕掛けになったらしく、VMWareServerのドライバーがそれに対応していない見たい。
→当然、あきらめる。
最後の選択肢VirtualBox。
VirtualBoxはホストOSとしてVista 64bitにも対応しているし、AMD-Vにも対応している。
WEB上では1.3.6についての記事を多く見かけるが、現在の最新バージョンは1.5.6。UIも日本語が選べる。
VirtualBox自体はすんなりインストール完了。
早速、CentOS5のインストールを試みたが、インストーラが途中で止まる。
インストーラ起動途中の「NET: Registered protocol family 2」というログでそれっきり。
VMの設定をいろいろ変えてみても(VT-x/AMD-V対応をOFF、ACPIをOFF、ネットワークをNATにしたり、ホストインタフェースにしたり)結局同じところで止まる。TEXTモードインストールも同じ。。。
いろいろ試してホストOS自体がグズグズなのかも知れないと考えて、ホストOSのインストールからやり直してみてもダメ。
VirtualBoxのサポートするゲストOSの一覧には確かにCentOS5は乗ってないけど、RHEL5はちゃんとのってるし、同様の環境でゲストにCentOS入ったという記事(今探すと見当たらない(T_T))も見かけたのに。
とりあえず、CentOS5をあきらめて、CentOS4をインストールしたらうまくインストールできた。
用途的に最低限をクリアできたので、とりあえずVirtualBox採用は確定。
WindowsVista Ultimateアップグレード版
WindowsVistaを買うなら、絶対アップグレード版よりDSP(OEM版)ですな。
ただなんとなく、アップグレード版の方がより正規版的な気がして、アップグレード版を買ってしまったのですが、これ大失敗。
ちゃんとしらべてからヤレって話なのですが、2000->XPのときみたいに古いバージョンのCDを確認させるだけかと思ったら、ちゃんとアップグレード前のバージョンがマシンにインストールされていないとインストールできない。
つまり、まっさらなマシンにアップグレード版でVistaをインストールしようと思ったら、XPをインストールしてさらにVistaをインストールしなくちゃダメってこと。
私だけかも知れないけど、初めて使うようなOSって何度も再インストールとかするので、これが大変。
値段もDSP版の方が安いので、これから買う人はぜひDSP版をどうぞ。
もし、アップグレード版を買って素直にアップグレードしたなら、以下の方法でごっそりバックアップをとっておくのがよいと思います。
「すべてのプログラム」->「アクセサリ」->「システムツール」->「バックアップの状態と構成」
「Complete PC バックアップ」というメニューをクリックして、バックアップを実行。
適当なHDDをUSBでつないで、そこにバックアップするのがよいかと。
DVDだと何枚にもなってしまいそうです。
まだ、リカバリを試してないので本当に大丈夫かは未検証ですが、XPのASRみたいなものらしいです。
きっと、再インストールするときはインストール直後のバックアップをリカバリすればよいと思います。
以下、いかにアップグレード版が面倒だったかという話。
32bit版の場合は、稼働中のXP上からVistaのインストーラを走らせてインストールします。
インストールDVDから起動してインストールしようとすると、プロダクトキーを入力するときにエラーが出て先に進めません。
プロダクトキーなしでもインストール自体は先に進むので、インストール完了後にプロダクトキーを入れてみたところ、アップグレード版のプロダクトキーなので、ダメみたいなメッセージが表示されます。
試してないけど、おそらくそのままだとアクティベートできなくて、しばらく後に使えなくなる模様。
WEB上に、インチキ的な方法で古いメディアがなくても、プロダクトキーなしでVistaをインストールして、そこにもう一度アップグレードインストールをかけることができるという記事を見つけました。
でも、XPのライセンスを持っているなら結局2度手間なので、意味なし。
面倒はこの後も続きます。
Vistaついでにマシンもパワーアップして、Phenom9600にメモリ4GByteにしてみたので、いっそ64bit版入れてみることにしました。
Ultimateは(たぶんほかのエディションも一緒だと思いますが)パッケージに64bit版のメディアも同梱されていたのです。
さて、64bit版のインストーラは32bitのXP上では実行できません。
64bit版のDVDからインストーラを起動します。
なんとなく、そのままインストールできちゃいそうな雰囲気だったのですが、インストール先のHDDを指定する直前で接続されているHDDすべてをスキャンしに行くようです。
このとき、どれかのHDDにアップグレード対象のWindowsが入っていないと、インストールが先に進めないという仕掛けになってました。
結局、どうやってもこうやってもまっさらなマシンにアップグレード版でインストールするには二度手間になります。
間抜けな私はここまでやってから、Complete PC バックアップに気づいたのでした・・・(T_T)